震度0
初めて読んだ警察小説。
最後のほうは一気に読ませられた。
うお・・・。こうまとめてきたか・・・!と。
震度0 (朝日文庫 よ 15-1) (朝日文庫 よ 15-1) | |
横山 秀夫 おすすめ平均 話題になったが… 何を描きたかったのか最後まで解りませんでした 内向きの組織 なにをやっているんだ! 面白いが他の作品と比べると Amazonで詳しく見る by G-Tools |
阪神大震災の朝、N県警本部警務課長・不破義人が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか? キャリア、準キャリア、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が、複雑に交錯する……。組織の本質を鋭くえぐる長編警察小説。〜商品データベースより〜
組織の構成員がキャリア・準キャリア・ノンキャリアとバックグラウンドが完全に
分かれている警察。そんな特殊な組織での権力闘争の話。
読みながら思ったのは、やはり官僚機構はどうしても民間以上の権力争いがあるのだろうなぁということ。
民間では、ここまでの争いは起きないんじゃないかな。
内部抗争で会社が潰れてしまっては意味がないから。
※成熟産業の伝統ある堅い企業だとあるかも。
組織には統一されたゴールが必要だ。
でも利潤を目指す会社とは違い、統一されたゴールが無いのが官僚組織。
(本当は国益とかがゴールなんだと思うけど・・)
印象に残っているのは
今までに一度も失敗をせず、厳しい出世競争に勝ち抜いた者が警視庁長官になれる
登場人物が多いので、最初は誰が誰だか分からくて困ったけど
最後はどんどん繋がって面白かった。
こんな一文もあってギョっとした本。
上司の信頼を得る一番の方法・・・、それは上司の弱味を握ることだ。
・・・・・・参考にしますw
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