峠(上) (新潮文庫)

峠(上) (新潮文庫)

幕末、世の中が佐幕と勤皇に2分される中
日本のスイス、つまり武装中立を越後牧野藩のみで実現しようとした男
河井継之助


本来なら出世できる家柄でもないこの男が、藩の首相まで上り詰め
経済改革、政治改革、軍事改革をなしとげ、最後には軍のトップとして薩長軍を苦しめ、侍として散っていった話。

生き方が美しい人とは、こういった生き方をした人のことをいうのかもしれない。


新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫)シリーズの後に読むとなお面白いはず。
心に火をつけたい人にお薦めの本。


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