クチコミの技術

クチコミの技術を読み終えました。


月間60万PVを誇り(有名企業のHPですら月間100万PVあれば成功と言われている)、
もはやメディアとしての地位を確立しつつあるブログ、「ネタフル」を書いているアルファブロガー、コグレマサト氏と
同様の地位を持つ「みたいもん」のいしたにまさき氏がブロガー視点から
企業マーケティング担当者へ宛てたクチコミの起こし方を実例をあげながら具体的に紹介されている。


以前のエントリで紹介したNikeCosplayも取り上げれらていた。
でも、それ以上に面白い事例として出ていたのが『涼宮ハルヒの憂鬱


ほとんど広告予算が無かったのにも関わらず、ネット上のクチコミで大ヒット。
その分析も紹介されている。


色々と面白い仕掛けの事例紹介も満載だったけど、やっぱり一番興味深かったのは、著者の2人とも
「仕掛けは大事だがクチコミでなによりも大事なのは対象の“質”である」とあらゆる言葉で語りかけていたこと。


なんでも小手先だけじゃダメなのよね。。


もちろん、個人ブログがメディアに進化するのも質がなにより大事とのこと。
とは言っても、ひとつひとつのエントリにとてつもなく力と時間を注ぐべき、というのではなく
コンテンツの量が質を生んでいく。日々の地道な更新がある日、突然昇華すると語っている。


量が質を生む、というのはよく分かる。
最初は玉石混合どころか石ばっかりのコンテンツだけど、たくさん書いていくと
なんだかんだで玉が少しずつ増えていく。


今年から始めた「ひょっとこの赤備え
何年先になるか分からないけど、まずは玉のシェアが過半になるのを目指して今日も更新〜。