ラクをしないと成果は出ない



人気ライターの日垣隆さんの著書。


ラクをしないと成果は出ない


大学卒業後、書店販売員、トラック配送係、TVレポーター、編集者などを経て
現在は作家として活躍し、週刊エコノミストのコラムや有料メルマガ「ガッキィファイター」も執筆している。


著者があらゆる職業を経験しながら身に付けた「ラク」をして「成果」を出す方法、つまり遠回りの努力をせずに
着実に成果を出す方法を100コに集約し、1つ1つについて解説している。


100のコツも10に分類されており

第一章 基本編
第二章 インプット編
第三章 ネットワーク編
第四章 撃退編
第五章 独立編
第六章 継続編
第七章 組織編
第八章 時間編
第九章 アウトプット編
第十章 生活技術編

で構成されている。


この100の中で、個人的に面白かったのを5つ挙げてみる。

14、若いうちはテーマなしで一日一冊。
四十代は一日で五冊。


これは、、結構へビィな・・。でもこれがやれたら相当熱い・・。
著者曰く、キツイときは薄い本でもOKで継続することが大事、とのこと。
ただ分厚い本のときはどうするんだろうか・・。
まずは最低でも週に二冊はキープしていこうかな、と思う。

そしてこれが↓に繋がっている。

16、書棚一本の本がたまったら新分野を開拓できる
「300冊の本を読めば、どんな人だって本が書ける」


うーむ・・。成る程。
渡部昇一さんという英語学者の方が、全く専門外の『ドイツ参謀本部』という本を書いたときに「たくさん資料を集めていたら、書けてしまった」と述べていたという。
短期集中して本を読むことで専門家を凌駕することも可能だと。
※300という数字は視聴率調査するときの最低サンプル数だそうな。


自分の新境地を開いて、今までの自分の知識と融合させるには
これぐらいの知識量が必要であり、300冊が目安になるということか。


一日一冊読んでも一年かかるな・・・。
でも、今後は意識して本を選び読んでいこうかとも思った。

24、会いたい人にはできるだけ、向こうから望んで会ってもらえるように仕向ける


この発想は戦略的!
あまり考えていなかった考え。
黒柳徹子が「徹子の部屋」の準備で、相手のことを徹底的に調べるということは
知っていたけども、会っていない相手から望ませる方向に持っていくなんてことは
考えていなかったので、面白かった。
どうやってそっちに持っていくかは本書を読んでからのお楽しみ。

87、新鮮でおもしろいことは30秒で説明する
この世には、タダで聞いてもらえる話など存在しない


これは相手の時間やエネルギーのコストを消費している話し手としてのマナーとのこと。
そしてこれが

89、相手を飽きさせず一時間話せたらお金になる

につながってる。
企画を通すのも実現させるのもこの能力は必要だ。


本質的なものから今日から即実践できる色々なライフハックネタが
詰まっていて自分の今後の行動指針に影響をもたらすだろう本。


ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない


まずは週2冊の読書から!。
あとは遅刻されても怒らない!遅刻しない!!


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