タ行ナ行のチカラってもんを見せてやるぜー!


モバゲーで有名になったDeNAの社長のブログで
ア行の時代 --DNA of DeNA

イカワとかアイザワとか。五十音順でもアルファベットでも
最前列の彼ら彼女らは、常に何事も最初にあてられる。十分に
思案する時間などなく、突然身に降りかかった難題、それは
自己紹介だったり質問への回答だったり、運動や作業だったり、
ありとあらゆる類のものだが、それらを全員の注目を浴びながら、
圧倒的な準備不足の中、なんとかまともに切り抜けて来た連中だ。
そして次の難題がいつ降りかかってくるのか、常にその
プレッシャーと戦いながらまともな大人になって来た。

と、ア行で始まる苗字の持ち主が絶賛されている。
そして、ワ行という後ろの苗字に対しては

ワタナベが悪いわけではない。もうヤ行とかワ行になると、すべて
前に言われていて、よほど変わったことを言ったりしたりしないと
目立たないという宿命の中、必死で自己主張して来たわけだ。彼らには
ひと工夫のクセがついてる。ひと工夫もふた工夫もして待ち構えていると、
自分の順番が回ってくる前に先生が飽きてしまって打ち切られるという
臥薪嘗胆も味わってきた。わが社の発展はそんなワタナベで
支えられてきた。

と言及し、今まではワ行戦士達のこれまでの貢献を称えています。
最後に

これまではひと工夫で生き残ってきたDeNA。これからは
先陣を行くリーダーシップ。つまりア行の時代なのだ。
ずっと何事も準備不足で走らされてきたアイカワ君たちが
初めてトクをすることになる。

筋金入りのア行を採用するために、
履歴書にア行歴○年という欄を設けるのが肝要だ。

と述べている。

しかし、これだと中間層のタ行ナ行は立つ瀬がない。触れられてさえいないのだから。
そこでタ行ナ行の苗字を持つものとして、僕らの優れた特性も紹介しておこう。


確かに小学校、中学、高校とア行から始まる出席番号順で、物事を進められることは多かった。
若い出席番号だった人達はそれはもう、多く指されまくってた。

そしてワ行に代表される出席番号が後ろの人達は、もう既に出た回答以外の発言をしなければならないことも沢山あっただろうし、先生の気まぐれによってイキナリ後ろから指されたりして予想外の準備不足の中、対応を迫られたこともあっただろう。


しかし、タ行ナ行の人間にだって苦しみはあるのだ。
僕らは出席番号の前から順に指されようが、後ろから指されようが、どっちにせよ最後の難問が
担当になることが非常に多いのだよ!(簡単な問題って最初に出てくるよね?)
常に自分がギリギリ、担当に回るかどうかを計算し、もし分かっていなかったり宿題を忘れてきていたりしたら、自分にまで回ってくるまでの短い時間内で必死に考え、なんとか答えを出さなければならないという荒波に揉まれて育ってきているのだ。
たまに途中の人がトイレ行ったりして順番がズレようもんなら全ての焦りと努力が無に帰す。
先生の気分で、今日は真ん中からいくことになろうもんなら死の宣告だ。


つまり、もっとも難易度が高い問題にあたりやすく
難易度が高くなくても、問題を解かなくてもよい順番にはなりえなく、常に準備を迫られ
急な状況変更にも柔軟に対応してこなければ生きてこれなかった宿命だったのだ。


よってタ行ナ行といった中間層に注目しないということは
柔軟な思考を持ち、臨機応変な対応力を持つ人間を採用する機会を著しく損なうことになるだろう。
Ψ(`∀´)Ψケケケ


以上(笑)

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